2010年5月6日木曜日

足枷なし


 iPhone3GSは昨年41週製造(シリアル番号の先頭から4、5桁目)あたりから新ブートROMと呼ばれるiBoot359.3.2に更新されています。
JailBreakはできますが電源OFFからの起動時や再起動を行った際にはリカバリーモードとなり一度PCに接続してBlackra1nを実行する必要があり仮釈放などと呼ばれていました。都度PCへ接続しなければならないため紐付きとも呼ばれています。
しかし日本のゴールデンウィーク真っ只中にリリースされたSpirit(http://spiritjb.com/)はiBoot359.3.2であってもiBoot359.3.2より前のブートROM同様に再起動などを行ってもPCへ接続する必要がなくなりました。
最初のリリースではカメラロールの画像が消える不具合がありましたが現在は修正されています。
ポイントとして、1.Vista、7の場合はWin98互換モードが良いらしい(未確認)。2.2バイトコードのフォルダ内から実行しない。3.USBハブ経由はなるべく避ける。といった様子です。
 実際に先月香港で購入した3GS32GB(新ブートROM)で実行してみました。スプラッシュ画面のバックグラウンドでJailBreakされている様子で1分もあれば終わります。確かに再起動を行ってもリカバリーモードになることはありません。

2010年4月26日月曜日

北京、香港まとめ

仕事の合間を縫って街ぶら出来たはじめての北京と数年ぶりの香港

聯通の3Gはパスポートなど身分証明証が必要でかつ、月額96RMBと決して安くはないですが空いていると思われる3G回線を快適に利用できます。反面エリアは2.5Gの方が広いようですが北京市街では地下鉄駅間で圏外となるくらいです。GSM網を利用する2.5Gは身分証明証は必要なく、市中の露店でも購入できます。
香港、澳門を除く国内の経済活動は基本的に資本主義を取り入れていますが政治体制は共産主義で国内での民族問題が解決できてないこと、首都であることからか公安、警察の数は平時の上海より多く、海淀黄庄では2度ほど職務質問を受けました。といっても全員で「我是日本人」の一言で解放。原則としてIDまたはパスポートチェックが行われますが外国人は微妙な管轄の違いがあるようで余程怪しいことがなければスルーのようです。
移動に関してはバスは相変わらず他都市と同じで分かり難くいので専ら地下鉄とタクシーですが地下鉄は機場線を除いて区間に関係なく2RMB均一で便利ですが全ての駅で手荷物はX線検査を受ける必要があります。
タクシーは燃料費高騰で昨年秋頃から一回の乗車につき1RMBが別途加算されるようになったとのことです。
最初はメーター運賃に加算されていなく、外国人だからかと思いましたが一年ぶりに帰郷した北京出身者でも払っているとのことで納得。

香港は相変わらずのフリーダムでスターフェリーの乗り場に3の自販機が置かれていたりと何でもあり。
一部では入手困難などと言われているHSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Cardも自販機で買えます。
こういうところは日本とは比較になりません。日本では振り込め詐欺など犯罪利用の抑制から本人確認が行われていますが逆手に取るとお人好しというか自分の身や財産は自分で守る概念がないのか何時まで経っても振り込め詐欺やオレオレは無くならないでしょう。

日本でもSIMロックの話題が出ていますがSMSすら実装されていなければ通信方式でさえ特殊なauは別として利用料の引き下げを筆頭として台風の目的な役割だったソフトバンクでさえSIMロックの解除には反対の立場でいます。Vodafoneから携帯事業を引き継いだ当初はSIMロック解除の話題も出ていましたが割賦販売の債権と料金プランで縛ることによって2度美味しい思いをしています。更には端末はシャープなど製造会社から仕入れた端末に利益を上乗せしていますから更に美味しい思いをしている事は伏せている現状。
日本ではVodafone3G、ドコモFOMAカード以降SIMカードによるネットワークアクティベーションに変わってから端末と回線は別のものとして扱うべきだったのですが携帯サイトやキャリア利益の呪縛から抜け出せずにいるのだと思います。ところがiPhoneといういわば黒船が来襲して以降スマートフォン分野で急速にシェアと利益を伸ばしているソフトバンクから目を逸らすことは出来なくなりました。

XPERIAことX10がドコモから発売されましたが端末の供給が間に合っていないそうです。はたして本当に間に合わないのかそれとも意図的に供給量を制限して一種のプレミア状態にして話題性と価格の維持を図っているのか。もう販売開始から1年に達するiPhone3GSが16GB、32GB共に販売台数の上位に君臨している事を考えればiPhoneの方が魅力的ともとれますが実質負担金の罠による価格で流れているともとれます。
いずれにせよドコモはデータ通信料金も含めてサービス全般を考え直す時期ではないかと思います。

2010年4月24日土曜日

香港その3


携帯関連で香港といえば先達廣場。こちらもiPhoneが一大勢力で右も左もiPhoneとその関連商品を扱うお店が半数以上。扱っている端末は香港正規品を謳う物からよく分からないものまで玉石混合です。
日本のキャリア向けの端末は以前より減っているようです。1時間ほどウロウロしたあとFORTRESSへ行ってみました。で、衝動買いw
ちなみに購入時は中国、香港もその場での動作確認は必須です。
FORTRESSの店員は「テストするか?」ってわざわざ聞いてくれます。テストするならアクティベーションを含めて実際に通信できるかまでテストしてくれますし、「言語は日本語にする?」って聞いてきます。
日本人の扱いには慣れたものです。
さて、Apple製品はキャリアが契約形態で価格を変更できるiPhoneを除いてiPod、Mac、周辺機器などは仕様が同じなら日本円比で10%程度安い価格で売られています。
これは香港ドルはドルベック制で米ドルに連動しますが日本円は相反する値動きも起こしますので為替リスクの有無が関係しているのではないかと思います。


香港国際空港第一ターミナルのSound&Visionでみつけました。
公式価格より約一割高ですが時間がなかったり乗り継ぎのみの場合には便利だと思います。

2010年4月23日金曜日

香港その2


というわけで久々の香港でスターフェリーに乗ってみました。
個人的に香港訪問で雨、濃霧以外の天候は初めてです。といっても何時もは5月~7月に訪問するので悪天候は毎度のことなのですが春の香港は天候もまずまずなら気温も過ごしやすい20℃くらい。今年は特に涼しいようです。
中環からは15Cのバス、ピークトラムでビクトリア・ピークへ行ってきました。

かつては魔都と呼ばれた九龍寨城。現在はとても管理が行き届いた公園となっています。
無料で入れる公園でここまで管理が行き届いている公園は日本にはないでしょう。
樹木の管理からトイレまで。落書もなければアンモニア臭を嗅ぐこともありませんでした。
近隣にはショッピングセンター、幼稚園、小学校など各種学校から老人ホームが点在している物静かで落ち着いた雰囲気がある地域です。公園内では子供たちが遊んでいたり、太極拳や散歩に興じる人を度々見かけますが観光客は殆ど見かけません。
ダイナミックに人々が往来する九龍中心部から少し離れた地域では人々の生活を感じる事が出来ました。

2010年4月22日木曜日

香港その1



香港の観光でよく使われるスターフェリーの乗り場で見つけた3の自販機です。
中環行き九龍のアッパーデッキゲートの手前にあります。
支払いはオクトパス専用でNOKIAかZTEのプリペイドSIM付きUSBモデムセット、プリペイドSIM、バウチャーが販売されています。こんなところでしかも自動販売機での販売。さすが移動体通信ではフリーダムな香港らしい一面です。


HSDPA Broadband Access Rechargeable SIMであればMMS以外の通話、SMS、データ通信(上限28HKD/日)と使えて便利です。iPhoneなどテザリングに対応している機種ならテザリングも使えて便利です。
APNは従来のmobile.three.com.hkでは無くてipc.three.com.hkでなければ接続できません。
ちなみにデフォルトのPIN1は"8888"です。Hutchisonのハチソン≒8で覚えれば覚えやすいですが広東語では8は「バッ」なので3の意向とは違うでしょう。
そこまで詮索しなくてもSIMのPINやBluetoothのPINは0000、8888、9999、1234あたりが多いですがSIMだと3回間違うとPUKロックがかかってしまいます。
3ショップで訪ねてみましたがプリペイドの場合はPUKコードは通知できないとのことです。
必要以上のチャージはしないのが賢明です。

2010年4月21日水曜日

北京その2


北京の地下鉄でよく見かける聯通販売のiPhoneの広告です。
ちなみに3Gは地下鉄駅構内では問題なく接続できますが駅間は圏外となります。2.5Gは概ね駅間でも接続できますので周波数帯を差し引いてもまだまだエリアは狭いことが実感できます。
ちなみにSIMロックフリーのようですが中国国内正規販売のiPhoneはWi-Fiが実装されていません。
APPStoreからのアプリやiTunesからのダウンロードは全て3G回線経由。
まだW-CDMAは普及していませんし料金プランも2.5Gより高いのでしばらくは容量もひっ迫する事は無さそうです。


世界遺産である天壇公園の祈年殿。日本人観光客よりも中国国内の団体旅行者数が圧倒的に多いです。
こういうところからも景気のよさが伝わってきます。公園入り口から祈年殿までの回廊ではお年寄りの方々が羽根つき、囲碁、トランプなどを楽しんでいます。
皇穹宇、冬至を天に祀ったとされる重要な圜丘壇と続くが日本人の声を聞いたのは一番最初に訪れる祈年殿まで。
ちなみに売店で売っているミネラルウォーターが一本3RMB。観光地でも極端に高いことはなかったです。

2010年4月7日水曜日

北京



3月末から北京、香港に所要で出掛けてきました。
中国では中国聯通(ChinaUnicom)がW-CDMAで3Gサービスを展開していてiPhoneを販売しています。
プリペイドはGSMとW-CDMAは別契約。しかもW-CDMAプリペイドはパスポートが必要になります。
北京ではプロモーションプランは提供されていないため最低月96元のプランが最低料金となります。
テザリングもOKです。肝心のエリアはGSMよりは劣りますが市街の利用では不便を感じることはありませんでした。

2010年3月20日土曜日

ハードディスク・リプレース


今や当たり前になってきたHDDへの録画機能を内蔵したプラズマ、液晶テレビは結構前から日立が出していました。
所有しているW37P-HR9000も2006年モデルでありながら250GBのHDDを内蔵しています。
見ては消しを繰り返すのならとても使い勝手がよいのですが最近は撮り貯め傾向でHDDの容量をひっ迫していました。
最近は1TBも7千円程度ととても安価に入手できますので交換してみることとしました。
交換したのは安値放出中のWesternDigital WD10EARS。物理フォーマットが4KBになったAdvanced Formatを採用するドライブでWindowsXPでは512バイトに書き換える必要がありますが無視します。

このW37P-HR9000はスイーベル機能による電動で左右に首振りができるスタンドを採用していますがバックパネルを外す際は両サイドに2本ずつあるキャップボルトの上側を残せばスタンドに立てたままバックパネルを外すことができます。ビスの数約30本。ロックタイトが施してありますのでバチモンのドライバーだと舐めてしまうかもしれません。
バックパネルを固定している全てのビスを外せば後は簡単に外れます。
ハードディスク横のビス4本を外せばマウンタごと外れますのでドライブ底面のビスを外して分離させて新しいHDDを組み付けます。このマウンタちゃんと制振構造になっています。
組戻しはひたすら逆の手順で組み付けますが一度にビスを締め込まずに該当する箇所ごとに全数仮締め->本締めを行います。あとはビスが余っていないか、バックパネルは浮き上がっていないか等を確認して接続し直します。

なお、HDDのSMARTからシリアルナンバーを読み出して照合していますので単に交換するだけでは動作しません。


メニュー->画面表示->7->決定で通常メンテナンス・モード->HDD->HDDシリアル番号クリア->決定->HDD初期化->決定->結果が「良好」になるまで待ちます。
その後一度分かりにくい場所にある主電源を落としてから再度投入します。
正しく交換、HDDシリアル番号クリア、HDD初期化が行われていればTS(HD)で1TBのHDDだと92時間程度に拡大しているはずです。

すでに色々なサイトでこの手順は公開されていますがビスが堅くて緩まないだの、メンテナンスモードに入れないだのと書かれていますがドライバーはVESSELなど品質が確保された工具で相手に合ったものだと簡単に回りますし電動ドライバーでもできますが多寡がドライバーされどドライバー。使い方を知らないと回せるものも回せません。
リモコンの操作はそんなに煩雑ではありませんので落ち着いて各キー2秒以内に押せばちゃんとメンテナンスモードに入れます。

ちなみに元々入っていたのはHGST DeskStar T7K250。録画機器などの家電製品組込用CinemaStarではありませんでした。これ当時7,000円くらいでバルク販売されてましたかね。今の1TBと同じくらいの価格でしょうか。

保存やiPhone向けはPT2でやってますが寝ゴロで見るにはTV内蔵が今のところ便利です。
REGZAほしい・・・