2011年8月12日金曜日

ベロフチャイナ?

前回は30Dynamisのイグナイター付インバーターはMDE-921という中国製ということが分かりましたので実際に入手できるか探してみました。

探せばすぐにみつかる物で、楽天やヤフオクでバーナー込2灯分が1万円もあれば十分お釣がきます。


見た目は違うように見えますがケースの意匠違いだけでイグナイターへの接続口や一次側12V入力の位置も同じです。
上が30Dynamis、下がMDE-921
バックプレートは全く同じようです。
MDE-921のスペックは、入力電圧DC9-16V、標準電圧DC13.5V、標準電流3.1A、スタート時電流5A、動作可能温度-40℃~+105℃となっていて動作可能温度はベロフの公称値と同じです。
1個の電流値が3.1Aなので30Dynamisの実測値とほぼ同じになります。
出力がMDE-921は35Wとなっているとおり標準仕様は35W出力のようです。
中華製の場合は一次側電源で表記されている場合があるようですが一応は出力のようです。

イグナイター部分です。
上がバーナーへのコネクターで分かるとおり30Dynamis、下がMDE-921です。
サイズ、形状、注意書きまで同じなら入出力のコードまで同じです。
しかもコード長まで同じという念の入れようです。

サクッ!とリアパネルを剥ぐってみました。
何処かで見たのと同じです。
充填剤まで全く同じ物のようです。穿ってさらに剥いでみました。やっぱり何処かで見た物と同じです。

ケミコンから抵抗、コンデンサ、Samwinという会社のFETまでそのまんま同じです。
そしてケース裏のWorldlithing Chinaの表記、ロゴも含めて違いはありません。
そもそもケース寸法は厚みが意匠に伴う違いと思われるくらいで他は全く同じです。

いずれにしてもここまで同じ物をセットで定価47,000円(HB、4300K)とは大した物です。実際は35,000円以下で売られていることも多々あります。補修用のバーナーが単体で15,000円/本(HB、4300K)ですからネット通販で安い店でまぁ適正価格といったところでしょうか。

ベロフジャパンというブランド(看板)と品質に信頼がおけるであろうバーナーと名が通った会社が1年は保証するという価値に目を向ければアリだと思います。

ちなみにベロフのバーナーとの接続コネクターはJSTのVLコネクターというものです。
直販もされています。補修用には良いかもしれません。
しかし、ゴムのカバーは専用品です。このVLコネクターは本来は水などが飛沫する箇所で使うことは考慮されていません。
ゴム製カバーはおそらくここのようです。
自動車用灯具口金のアサヒライズをはじめ物流梱包、自動車関連ゴム部品、しかも何処かで見たことがあるエフ・イー・ティー
ベロフとエフ・イー・ティーのサイトにある会社概要にはありませんが親会社の下で互いに結びついているようです。
そもそもベロフジャパンのジャパンって何だ?という具合になる訳ですが他にベロフUSAとかベロフUKとか海外展開はしていない模様。何故にジャパンが付いているのかは不明です。

さて、何故このようなことになっているのか考えてみるとやはり中華製の品質がかなり向上しながら価格は下落傾向であることが一つの原因かとも思います。
場合によっては国内メーカー品の10分の1近い価格で売られています。
こうなるとコストパフォーマンスの面では太刀打ちできず、不景気な時代と相まって中華製に客が流れるのも当然の流れです。
国内有名メーカーだろうが中華製だろうがHIDには代わりありません。
こうなると国内メーカーにも脅威となるため対策が必要ですが手っ取り早いのは中国国内メーカーからの調達です。
既存のバラストを用いて出力を下げるよりコスト的にも有利ですし、他社との価格競争、フォグランプ用というヘッドランプに比べて重要性は下がる物であること、既存製品との内容や価格差の設定といった要因があるのでしょう。

いわゆる中華製を否定するつもりは現代において無駄なことですがコストが押さえれるならその分をユーザーに還元しても良いのではないでしょうか。

2011年7月31日日曜日

信じる者は救われるw

しばらくの間放置プレイでしたが少し落ち着いてきたので久しぶりの更新です。
さて、今回は方向を変えてクルマネタです。
今では軽四でも普通に装着されているHID
最近のアフターマーケットはヘッドランプは元よりフォグランプのHID化が静かなる?ブームです。
車両への標準搭載が増えている昨今、マーケットを維持するにはそういう流れになるのも頷けます。
アフター物のHIDでメジャーなところだとPIAA、BELLOFあたりが歴史もありメジャーです。
特にBELLOF(ベロフ)は半ば神格化されているようでアフターHIDといえばベロフ的な流れでもあります。
そういった訳でBELLOFのHIDフォグである30Dynamis(サーティデュナミス)を購入してみました。
色温度4300Kは視認性において最もバランスがとれた色温度帯です。
さっそく取り付けに着手しましたがバラストは両面テープかタイラップで縛り付けるという結構いい加減な物で固定用のボルト穴も無ければ穴開けするスペースもありませんので仕方なく両面テープで貼付。
これが当たり前なのかな?
全面貼付だと後で剥がす時に大変なので上下10mmくらいだけ貼り付けするようにして貼付してタイラップで縛り付ける予定で作業開始。
貼付位置が少し納得できなかったので即座に貼り直そうとするとナント、裏蓋が張り付いたまま本体だけ取れてしまいました。

嵌め込んでいるだけでビスで縫ってません。よって簡単に裏蓋が抜けてしまいます。

シリコン充填を適当に除去してバラしてみました。

J.dと記されたケミコン。どこよ?J.dって?詳細不明だそうです。一応105℃品ですが見た目はニチコン、ニッケミ風w


AiSHiと記されたケミコン。こちらも105℃対応品だそうです。
検索すると中国国内のメーカーだそうでPCの電源にも採用されている模様。
J.dという物にしろAiSHiという物にしても聞き慣れないマイナーメーカーです。
そして基板に記されている「ZSMDE」、「MINGDU」という文字。
検索すると一撃ヒットw
http://www.zsmde.com/en/index.html
HID関係の企業のようです。そしてこれhttp://www.zsmde.com/en/displayproduct.html?proID=2530826
偶然なのか何なのか。筐体の意匠とバーナーとのコネクタが違う以外とってもよく似ています。
特にバラストからイグナイターとイグナイター2次側のコード
似ているだけじゃないくらい似ています。基板に記されている文字とも符合します。

このMDE-921を検索すると単品販売よりOEMが主流な感じです。これはこのメーカーというか中華製全般にいえることです。
さてこの製品のサイズがベロフは85x60x14、MINGDUは69x61x13.5と幅が違いますが実測するとベロフは一次側入力コネクタの端からの寸法でした。
同じく重量に関してはベロフの100gはバラストのみ、MINGDUはイグナイタ外コード類込のようです。

まとめるとベロフ30Dynamisはバラスト(イグナイタ付)に関してはMADE IN JAPANではなく、MADE IN CHNAと言わざる得ません。
何処にもMADE IN CHINAって書いていないって?中国のメーカーが中国国内で量産できる物をわざわざ高コストの日本で作る訳はありません。

でも外箱にはMADE IN JAPANが・・・
どうやら原産国表示は製品に本質的な性質をあたえる実質的な製造または加工を最後に行った国、となるようです。
ベロフの場合、バーナーにはMADE IN JAPANと入っています。シェードが根付の部分にビス留め出来るのもベロフ独特ですのでバーナーはMADE IN JAPANなのでしょう。
中国製バラストをZhong Shan MingDu(中山市名都電子)で生産した物を輸入し、日本のどこかの自動車電球メーカーに生産させたバーナーと多分に中国製の付属品を箱詰めしてHIDフォグシステムキットであるBELLOF 30Dynamisとして実質的な加工を行った国が日本なのでMADE IN JAPANなのでしょう。

ちょこっと検索するとベロフブランドということでMADE IN JAPANの信頼、安全・安心の国産メーカー、など色々と賛美されていますが、何気に中華品を混ぜていることは間違いないようです。
久しぶりにブランド名だけで物を買うとこういう罠に嵌ります。
といってもなかなか分からないのですがね。

保証書もありますし、転んでもこの世界ではメジャーですので品質管理やサポートは問題ないと思います。

そもそもなぜ中華製の疑いを持ったかって?
裏蓋がいとも簡単に剥がれるのもあったけど点灯テスト時の電流値がおかしかったから。
PIAAの35W品をヘッドランプに使用していますがこちらはOSRAM製の電源で1灯あたり約3.2A。電源は約13.9Vだったので44Wとなり効率約80%
片や30Dynamisは30Wなのに1灯あたり何故か3.3A。どっちもいわゆるバッ直で電線長もほぼ同じ。効率は70%を下回ってしまいます。
この逆転現象がそもそもの発端でした。

では、今どうしてるかって?
久しぶりにこの手の流行物に手を出して失敗
戒めと言うことで殻割りしてみました。
バーナーは売り払います。

2011年5月21日土曜日

忘れていたw

 長らくの間いろいろとバタバタしていて更新はおろか存在すら忘れていました(汗)
久しぶりの更新です。
 iPhoneやiPadは様々なサイトがいろいろな情報をアップしていてもう必要ないでしょう。
Unlock関係はフューチャーフォン、スマートフォン、タブレットを展開しているサムスン、LGのドコモ、ソフトバンク向け端末もUnlockが順調に進んでいるようです。
 ドコモは技術基準適合端末であれば自社端末以外の端末持込でも契約ができるようになるなど徐々に日本も端末とキャリアの縛りが解けてきました。
更にドコモは2011年4月以降発売の端末は解除料3,150円でSIMロックを解除するようになりました。
iPhone、iPadにドコモの看板を付けて売りたい。などと絵空事の果てに擦りもしなかったからか暴走?改心?なのかやっと世界の流れに乗ってきました。
ソフトバンクはiPhone、iPadを死守すべきかSIMロックの話は無いことになっています。

さて、今日は普及の兆しがあるWi-FiルーターのSIMロック解除です。
物はドコモHW-01C。HUAWEI E585です。
ソフトバンク(キャリアロック)、イーモバイル(周波数違い)と兄弟機種です。
では、さっそく取りかかります。

電池を充電してFOMAカードまたは適当なSIMを挿して電源ON
PIN1ロックはあらかじめ解除しておきます。














3香港のSIMを挿して電源を入れるとInvalid UIMと表示されました。

手順
1.DC_Unlocker ClientPSASCardLock_Unlockをダウンロードします。
DC_Unlocker Clientは最新バージョンをダウンロードします。
あとは適当なバイナリエディタ(Stirlingなど)をダウンロードしておきます。

2.PIN1を要求しないように設定してHW-01Cに挿して電源を入れてPCに接続します。自動的にドライバーがインストールされます。

3.DC_Unlocker Clientを起動して虫眼鏡をクリックすると接続されたHW-01CのIMEIやシリアルなどの諸元を読み込みます。その一番下にSIM Lock status:Locked(Card Lock)と表示されSIMロックが行われていることが分かります。

4.PSASを起動してHardware Forensicsをクリックします。













Port SetupのCOMポート番号はPCによって変わりますがその後ろは「(QCDM:SNCAALZM)HUAWEI Mobile Connect - 3G PC UI Inter・・・」になっていることを確認します。


















Diag Port(QC)でSendをクリックするとHW-01Cのメモリダンプを行いPCのメモリに取り込みます。


















Diag FunctionsでRead EFSを選択してMax Pagesを250にします。Alternative Methodをチェックします。その後Lets goをクリックして書き出しファイル名を指定して待てばダンプファイルが作成されます。


















5.Stirlingなどのバイナリエディタで保存したダンプファイルをASCII形式で読み出します。
00038002~00038009または00038802~00038809あたりに8バイトの数字が並んでいるはずです。これをメモします。もしかしたらアドレスは端末などによって違うかもしれませんが上記のアドレスで予測はできると思います。

6.CardLock_UnLock-e58xx.exeを起動します。エラーが出る場合は一度PCを再起動します。
HW-01Cを接続した状態で先ほどの8バイトの数字を入力してOKをクリックします。
正常に終了したらPCから外してFOMAカード以外のSIMを挿して電源を入れます。しばらくすると挿したSIMに応じたキャリアを掴むはずです。
再度PCに接続してDC_Unlocker Clientを起動して確認するとSIM Lock statusがunlockedになっているはずです。








































このようにHW-01Cは検索すれば出てくるフリーのソフトウェアを組み合わせてSIMロックを解除できます。
もともとHUAWEI E585という国を問わず売られている端末ですので成せる術だと思います。
ドコモは定額データ通信契約でPCの3~4万円値引と抱き合わせて販売しています。PCを割引で買って最低限の利用料でしばらく寝かせて解約しても違約金込みでもそれなりのPC割引にはなります。
よって中古も安価で容易に手に入ります。日本ではb-mobileのSIM単品販売かUSBモデムで契約しているSIMで使うかくらいしか使い道はありませんが海外に出るとWiFiルーター機能でノートPC、タブレットなどを一枚のSIMで使えて便利です。
まぁ、ほとんど自己満足ですがry

2010年5月6日木曜日

足枷なし


 iPhone3GSは昨年41週製造(シリアル番号の先頭から4、5桁目)あたりから新ブートROMと呼ばれるiBoot359.3.2に更新されています。
JailBreakはできますが電源OFFからの起動時や再起動を行った際にはリカバリーモードとなり一度PCに接続してBlackra1nを実行する必要があり仮釈放などと呼ばれていました。都度PCへ接続しなければならないため紐付きとも呼ばれています。
しかし日本のゴールデンウィーク真っ只中にリリースされたSpirit(http://spiritjb.com/)はiBoot359.3.2であってもiBoot359.3.2より前のブートROM同様に再起動などを行ってもPCへ接続する必要がなくなりました。
最初のリリースではカメラロールの画像が消える不具合がありましたが現在は修正されています。
ポイントとして、1.Vista、7の場合はWin98互換モードが良いらしい(未確認)。2.2バイトコードのフォルダ内から実行しない。3.USBハブ経由はなるべく避ける。といった様子です。
 実際に先月香港で購入した3GS32GB(新ブートROM)で実行してみました。スプラッシュ画面のバックグラウンドでJailBreakされている様子で1分もあれば終わります。確かに再起動を行ってもリカバリーモードになることはありません。

2010年4月26日月曜日

北京、香港まとめ

仕事の合間を縫って街ぶら出来たはじめての北京と数年ぶりの香港

聯通の3Gはパスポートなど身分証明証が必要でかつ、月額96RMBと決して安くはないですが空いていると思われる3G回線を快適に利用できます。反面エリアは2.5Gの方が広いようですが北京市街では地下鉄駅間で圏外となるくらいです。GSM網を利用する2.5Gは身分証明証は必要なく、市中の露店でも購入できます。
香港、澳門を除く国内の経済活動は基本的に資本主義を取り入れていますが政治体制は共産主義で国内での民族問題が解決できてないこと、首都であることからか公安、警察の数は平時の上海より多く、海淀黄庄では2度ほど職務質問を受けました。といっても全員で「我是日本人」の一言で解放。原則としてIDまたはパスポートチェックが行われますが外国人は微妙な管轄の違いがあるようで余程怪しいことがなければスルーのようです。
移動に関してはバスは相変わらず他都市と同じで分かり難くいので専ら地下鉄とタクシーですが地下鉄は機場線を除いて区間に関係なく2RMB均一で便利ですが全ての駅で手荷物はX線検査を受ける必要があります。
タクシーは燃料費高騰で昨年秋頃から一回の乗車につき1RMBが別途加算されるようになったとのことです。
最初はメーター運賃に加算されていなく、外国人だからかと思いましたが一年ぶりに帰郷した北京出身者でも払っているとのことで納得。

香港は相変わらずのフリーダムでスターフェリーの乗り場に3の自販機が置かれていたりと何でもあり。
一部では入手困難などと言われているHSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Cardも自販機で買えます。
こういうところは日本とは比較になりません。日本では振り込め詐欺など犯罪利用の抑制から本人確認が行われていますが逆手に取るとお人好しというか自分の身や財産は自分で守る概念がないのか何時まで経っても振り込め詐欺やオレオレは無くならないでしょう。

日本でもSIMロックの話題が出ていますがSMSすら実装されていなければ通信方式でさえ特殊なauは別として利用料の引き下げを筆頭として台風の目的な役割だったソフトバンクでさえSIMロックの解除には反対の立場でいます。Vodafoneから携帯事業を引き継いだ当初はSIMロック解除の話題も出ていましたが割賦販売の債権と料金プランで縛ることによって2度美味しい思いをしています。更には端末はシャープなど製造会社から仕入れた端末に利益を上乗せしていますから更に美味しい思いをしている事は伏せている現状。
日本ではVodafone3G、ドコモFOMAカード以降SIMカードによるネットワークアクティベーションに変わってから端末と回線は別のものとして扱うべきだったのですが携帯サイトやキャリア利益の呪縛から抜け出せずにいるのだと思います。ところがiPhoneといういわば黒船が来襲して以降スマートフォン分野で急速にシェアと利益を伸ばしているソフトバンクから目を逸らすことは出来なくなりました。

XPERIAことX10がドコモから発売されましたが端末の供給が間に合っていないそうです。はたして本当に間に合わないのかそれとも意図的に供給量を制限して一種のプレミア状態にして話題性と価格の維持を図っているのか。もう販売開始から1年に達するiPhone3GSが16GB、32GB共に販売台数の上位に君臨している事を考えればiPhoneの方が魅力的ともとれますが実質負担金の罠による価格で流れているともとれます。
いずれにせよドコモはデータ通信料金も含めてサービス全般を考え直す時期ではないかと思います。

2010年4月24日土曜日

香港その3


携帯関連で香港といえば先達廣場。こちらもiPhoneが一大勢力で右も左もiPhoneとその関連商品を扱うお店が半数以上。扱っている端末は香港正規品を謳う物からよく分からないものまで玉石混合です。
日本のキャリア向けの端末は以前より減っているようです。1時間ほどウロウロしたあとFORTRESSへ行ってみました。で、衝動買いw
ちなみに購入時は中国、香港もその場での動作確認は必須です。
FORTRESSの店員は「テストするか?」ってわざわざ聞いてくれます。テストするならアクティベーションを含めて実際に通信できるかまでテストしてくれますし、「言語は日本語にする?」って聞いてきます。
日本人の扱いには慣れたものです。
さて、Apple製品はキャリアが契約形態で価格を変更できるiPhoneを除いてiPod、Mac、周辺機器などは仕様が同じなら日本円比で10%程度安い価格で売られています。
これは香港ドルはドルベック制で米ドルに連動しますが日本円は相反する値動きも起こしますので為替リスクの有無が関係しているのではないかと思います。


香港国際空港第一ターミナルのSound&Visionでみつけました。
公式価格より約一割高ですが時間がなかったり乗り継ぎのみの場合には便利だと思います。

2010年4月23日金曜日

香港その2


というわけで久々の香港でスターフェリーに乗ってみました。
個人的に香港訪問で雨、濃霧以外の天候は初めてです。といっても何時もは5月~7月に訪問するので悪天候は毎度のことなのですが春の香港は天候もまずまずなら気温も過ごしやすい20℃くらい。今年は特に涼しいようです。
中環からは15Cのバス、ピークトラムでビクトリア・ピークへ行ってきました。

かつては魔都と呼ばれた九龍寨城。現在はとても管理が行き届いた公園となっています。
無料で入れる公園でここまで管理が行き届いている公園は日本にはないでしょう。
樹木の管理からトイレまで。落書もなければアンモニア臭を嗅ぐこともありませんでした。
近隣にはショッピングセンター、幼稚園、小学校など各種学校から老人ホームが点在している物静かで落ち着いた雰囲気がある地域です。公園内では子供たちが遊んでいたり、太極拳や散歩に興じる人を度々見かけますが観光客は殆ど見かけません。
ダイナミックに人々が往来する九龍中心部から少し離れた地域では人々の生活を感じる事が出来ました。

2010年4月22日木曜日

香港その1



香港の観光でよく使われるスターフェリーの乗り場で見つけた3の自販機です。
中環行き九龍のアッパーデッキゲートの手前にあります。
支払いはオクトパス専用でNOKIAかZTEのプリペイドSIM付きUSBモデムセット、プリペイドSIM、バウチャーが販売されています。こんなところでしかも自動販売機での販売。さすが移動体通信ではフリーダムな香港らしい一面です。


HSDPA Broadband Access Rechargeable SIMであればMMS以外の通話、SMS、データ通信(上限28HKD/日)と使えて便利です。iPhoneなどテザリングに対応している機種ならテザリングも使えて便利です。
APNは従来のmobile.three.com.hkでは無くてipc.three.com.hkでなければ接続できません。
ちなみにデフォルトのPIN1は"8888"です。Hutchisonのハチソン≒8で覚えれば覚えやすいですが広東語では8は「バッ」なので3の意向とは違うでしょう。
そこまで詮索しなくてもSIMのPINやBluetoothのPINは0000、8888、9999、1234あたりが多いですがSIMだと3回間違うとPUKロックがかかってしまいます。
3ショップで訪ねてみましたがプリペイドの場合はPUKコードは通知できないとのことです。
必要以上のチャージはしないのが賢明です。

2010年4月21日水曜日

北京その2


北京の地下鉄でよく見かける聯通販売のiPhoneの広告です。
ちなみに3Gは地下鉄駅構内では問題なく接続できますが駅間は圏外となります。2.5Gは概ね駅間でも接続できますので周波数帯を差し引いてもまだまだエリアは狭いことが実感できます。
ちなみにSIMロックフリーのようですが中国国内正規販売のiPhoneはWi-Fiが実装されていません。
APPStoreからのアプリやiTunesからのダウンロードは全て3G回線経由。
まだW-CDMAは普及していませんし料金プランも2.5Gより高いのでしばらくは容量もひっ迫する事は無さそうです。


世界遺産である天壇公園の祈年殿。日本人観光客よりも中国国内の団体旅行者数が圧倒的に多いです。
こういうところからも景気のよさが伝わってきます。公園入り口から祈年殿までの回廊ではお年寄りの方々が羽根つき、囲碁、トランプなどを楽しんでいます。
皇穹宇、冬至を天に祀ったとされる重要な圜丘壇と続くが日本人の声を聞いたのは一番最初に訪れる祈年殿まで。
ちなみに売店で売っているミネラルウォーターが一本3RMB。観光地でも極端に高いことはなかったです。

2010年4月7日水曜日

北京



3月末から北京、香港に所要で出掛けてきました。
中国では中国聯通(ChinaUnicom)がW-CDMAで3Gサービスを展開していてiPhoneを販売しています。
プリペイドはGSMとW-CDMAは別契約。しかもW-CDMAプリペイドはパスポートが必要になります。
北京ではプロモーションプランは提供されていないため最低月96元のプランが最低料金となります。
テザリングもOKです。肝心のエリアはGSMよりは劣りますが市街の利用では不便を感じることはありませんでした。